
第217回、WWEの噂・裏技・裏話。
WWEのトリビア・雑学・秘密などなど、ちょっとしたうんちくをお届けするコーナーです。
WWEのトップスターになる為には、体格やレスリング技術だけでなく、マイクパフォーマンスや演技力など、観客を盛り上げる力が必要となってきます。
ザ・ロックやストーンコールド・スティーブ・オースチン、ジョン・シナなど、会場を大いに盛り上げるカリスマ性を持ったスーパースターはほんの一握り。
このようなカリスマ性を持ったスーパースターはWWE上層部からの評価も高く、WWEは常にこれらトップスター誕生の瞬間を待ち望んでいます。
そんな中、シナリオ上のこととはいえ、出る試合出る試合全て負け、やられ役として定着してしまったにも関わらずWWEの上層部から良い評価を受けているスーパースターがいます。
それは一体誰なのでしょうか。
引用:WWE:TV SHOWS-SMACKDOWN Superstar|ヒース・スレーター
やられ役(ジョバー)として負け続けているにも関わらずWWEからの信頼が厚いスーパースター、それはヒース・スレイター。
2011年、ウェイド・バレット、ジャスティン・ガブリエル、エゼキエル・ジャクソンとヒース・スレイターから成るユニット「コア」を脱退した後、「一人ロックバンド」というニックネームと共に試合にピンで登場。
しかし、出る試合出る試合で負け続けています。
なんと、2012年には132cmの妖精、ホーンスワグルにまで負けるほど全く勝てていません。
そんなヒース・スレイターの評価が高い理由は、そのやられ役(ジョバー)としての役割が非常にうまい為。
やられ役というのは、試合運びがうまくないと簡単には務まらない重要な役割です。
やられ役が下手だと、試合そのものが価値のないものとなります。
ヒース・スレイターは相手のレスラーを輝かせる上手さを持っているのです。
ザ・ロックやシナなど、トップスターにばかり注目が集まりがちですが、その陰には、優秀なジョバーの存在があることを忘れてはなりませんね。